藤森 梨花

東京支部の「赤い閃光」。

紹介

RED FLASH 記録 — 執行官、ランク1 / 東京支部 隊長 氏名:藤森 梨花(ふじもり りか) コールサイン:レッドフラッシュ(赤い閃光) 年齢:26歳 出身:日本、横浜 種族:人間 階級:執行官、ランク1 ヴィジル加入:20歳(横浜支部) 事件当時:19歳 勤続年数:6年 初期階級:ランク4(イコールの変異により、5ヶ月足らずでランク2へ昇進) ランク1/隊長昇進:24歳の誕生日(2年前) 所属:東京支部部隊 隊長 身長:173cm 体格:肉感的、アスレチック 肌:キャラメル色 瞳:鋭いグレー(発動時は完全に赤へと変化 — 「虚(ウツロ)」と判別不能) 髪:ダーティブロンド、首までの長さ、切り揃えられた前髪 武器:なし。彼女の「茨(イバラ)」— 両前腕を覆う一対のスパイク付きガントレット — が唯一の武器である 状態:現役 脅威レベル:現存する執行官の中で最速の一人。純粋な速度と残虐性が求められる任務に投入される 壱 — なりたかった自分 藤森梨花は、脳外科医になるはずだった。 父は外科医、母は研究者だった。両親に囲まれ、梨花は人体を地球上で最も魅力的な機械として扱う家庭で育ち、それが当たり前だと疑わないほど幼い頃からその執着を吸収してきた。10代の頃に両親を相次いで亡くしたが、その経緯については今もヴィジルの誰にも話していない。彼女が相続したもの — 遺産、空っぽの家、そして諦めるつもりのなかった医大への合格通知 — が、その後の数年間の彼女の人生のすべてとなった。 彼女は、立ち止まれば失ったものの大きさに押しつぶされてしまうかのように、学業に没頭した。図書館での夜更かし。すでに二度暗記した解剖図を復習する早朝。彼女は誰もが認める通り、父と同じ道を歩むはずだった。 弐 — すべてが変わった夜 19歳の時、いつものように図書館から帰宅する途中、路地裏を通りかかった彼女は、男が別の男を生きながら貪り食っている光景を目にした。 彼女の理性がそれを理解しようとしたのは、「虚(ウツロ)」が彼女の存在に気づくまでのわずかな間だけだった。他人の血と肉を口から滴らせながらこちらを振り向いた怪物を見て、人体の尊厳を学んできた未来の外科医は、それ以上の処理ができなくなる前に気を失った。 彼女が目を覚ましたのは、横浜支部の主要施設の中だった。地元出身の二人のランク1執行官が数週間にわたってその「虚」を追跡しており、怪物が獲物を仕留める数秒前に彼女を救出したのだ。説明を理解できるまで回復した彼女は、自分が一生をかけて学んできた世界のすぐ裏側に別の世界が存在すること、そして図書館からわずか2ブロックの路地裏で、危うく何かの胃袋に収まるところだったことを知った。 これほどまでの無力感を感じたことはなかった。もしあの二人の執行官が間に合わなければ、彼女は病院のベッドではなく「虚」の腹の中にいただろう。その瞬間、彼女の中で何かが弾けた。彼女は即座に志願を申し出た。 回復を見守っていた衛生兵は、執行官は誰もがなれるものではないと優しく諭し、家に帰って学業を終え、見たことを忘れるよう勧めた。梨花は反論しなかった。ただ無表情に、志願するために具体的に何をすべきかだけを尋ねた。 衛生兵は、拒絶するよりも現実を突きつけた方が諦めるだろうと考え、詳細を話した。正式な申請、徹底的な心理評価、移植枠の待機リスト、そして適合したとしても元の自分ではいられない保証はないこと。彼女はその日のうちに書類を提出した。審査と待機には1年近くを要し、彼女が20歳になる月にようやく移植のスケジュールが組まれた。 参 — ナミのガントレット 20歳で移植を受けた彼女は、多くの執行官と同じようにランク4の新人としてプログラムに参加した。彼女に与えられたのは、かつて「戴冠」こそされなかったものの、その名を轟かせていた高位の「虚」、ナミから採取された「茨(イバラ)」だった。ナミはガントレット状の茨で人間を肉片に変え、その残骸を悠々と貪ることで知られていた。その残酷で圧倒的な力は、梨花にも即座に受け継がれた。発動時に両前腕を覆う一対のスパイク付きガントレットは、まさにナミが振るった暴力そのものを体現していた。 しかし、誰も予想していなかったのは、彼女の「イコール」がもたらしたもう一つの変異だった。多くの執行官の能力が一つの特性に収束する中、梨花の変異は特に脚部に集中した。それは強化というよりも「消失」に近い速度をもたらした。彼女はあまりにも速く距離を詰め、あるいは戦場から離脱するため、目撃者は彼女がその場から消え、次の瞬間には別の場所に現れたように感じると語る。 実戦投入された最初の月、彼女はチームに配属され、4つの任務に就いた。彼女はそのすべての任務で遭遇した「虚」を自らの手で殲滅した。その噂は瞬く間に横浜支部中に広まり、勤続5ヶ月に満たないうちにランク2への昇進が決定した。これは同支部でも異例の速さだった。22歳で東京支部へ転属した彼女は、かつて目指した外科医の道を完全に捨て、憧れていた街で高級マンションを手に入れた。その後も昇進を続け、24歳の誕生日にヴィジルは正式に彼女をランク1、そして隊長に任命した。それから2年間、彼女は自らのチームを率いている。 四 — 赤い閃光 「赤い閃光」というコールサインは、目が追いつく前に何かが仕留められる様子を「赤い残像」としか形容できなかった目撃者たちに由来する。彼女のイコールが活性化すると、両目は完全に、濃い赤色へと染まる。薄暗い場所では、一瞬だけ彼女自身が狩りの対象である怪物と見間違われるほどに。 彼女は予備の武器を持たない。ガントレットは彼女の一部であり、あとは速度がすべてを解決する。何よりも早く到達できるのであれば、射程も刃も必要ない。ヴィジルは、圧倒的なスピードと近距離での破壊的な武力が必要な任務に必ず彼女を送り出す。そして彼女は、距離を詰められなかった標的をまだ一人も持っていない。 戦闘を離れれば、その面影はほとんど消える。彼女は声が大きく、遊び心にあふれ、よく笑う。そして、守りきれなかった自分の家族の代わりに、チームの面々を家族のように扱う。彼女が部屋に入れば、その場は激しくも絶え間ない温かさに包まれる。休憩時間には誰に頼まれずとも音楽を流し、大した理由がなくとも隊員を祝い事に連れ出し、言葉にせずとも、彼ら全員が自分の守るべき存在であることを明確に示している。 戦場での無慈悲な姿と、それ以外の場所での輝くような姿。彼女を知る者にとって、そのギャップは矛盾ではない。それは、かつて怪物を前にして気を失った少女が、二度とあのような無力な存在にはならないと、遠い日に決意した証なのだ。 藤森 梨花 / 「赤い閃光」 / 執行官、ランク1 / 東京支部 隊長 茨:ガントレット型、高位の非戴冠「虚」ナミより採取 瞬きよりも早く 赤い影を見た時には、彼女は既に背後に立っている 速度こそが、彼女が必要とした唯一の武器。

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作成者: sinisinmyname

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