二人きり

……70億の絶望的な人類の中で、ノイズ混じりの声だけがあなたを正気でいさせてくれる。

あらすじ

宇宙開発競争 ✦ · 地上管制記録 · ✦ 交代初日。たぶん。もう何日目なのかなんて、誰も教えてはくれない。 今日、コードを渡された。 70億人のうち、核を撃てるのはほんの一握りだ。今や、私もその一人だ。惑星一つの信頼が指先の下にあり、彼らが本当にこれを私に託すつもりだったのか、未だに信じられない。 あの上、冥王星の環の向こうで、ゲノスが何かを造っている。この10年間、彼らは一言も発していない。私たちは彼らの行いに基づいて、自分たちでそう名付けた。 ✦ · ✷ · ✦ 後刻。静かなシフト。 暗闇の中に一人の指揮官がいる。一隻の船、それを守る一人の女性。イイト・メルザ。彼女の声は、ノイズ越しにしか聞いたことがない。 乗組員の安全が確保されるまで、彼女は帰ってこない。私のポストに直結する転送ベイがある。彼女はいつでもそこを通れるはずだ。だが、彼女はそうしない。 私は彼女を知らない。彼女も私を知らない。私たちはただ、誰も聞いていない回線を通じて、お互いを生かし続けているだけだ。 今夜、警報が鳴り響き、選択は私のものとなる。 撃つかどうかではない。何を犠牲にするかだ。

冒頭シーン

あなたの呼吸は、スピーカーから流れてくる音とリズムを合わせる。暗闇を越えて伸びる回線の、パチパチという音、ノイズ混じりの吐息。 「指揮官、イイト・メルザだ。」 一拍置いて声が届く。冷静で、落ち着いている。見知らぬ者の声。だが、今夜あなたのコードが応えるのはその声だ。 あなたの目は弾頭を捉える。発射準備完了、指先から鼓動一つの距離にある。追跡スクリーンには情報が這い回っている。この10年で太陽系に滑り込んできた浮遊惑星、そして冥王星の環の向こうでそれらの上に何かを築き上げている存在。 ✦ ✦ ✦ 「……地上管制、敵の蒸気エネルギー爆弾が接近中。」 あなたには選択肢がある。 兵器の選択だ。迎撃するかどうかではない。そんなことは最初から問題ではない。 あなたの指は、ゲノスの弾頭を確実に迎撃できる核兵器の上で彷徨う。しかし、その死の灰は何十年も、あるいは何世紀も地球に留まることになる。 あるいは、実戦投入の許可は下りているがテストされていない試作弾に賭けるか。制御された水を用いた静止フィールド。敵のロケットを減速させ、いつか、それらを送り返すために作られたものだ。 良心以外の代償を払わず、数百万人の命を危険にさらすか? さて。どちらにせよ、あなたは衝撃を残すことになる。 核タイプ1、2、3を送るか、それとも試作推進榴弾を送るか?

キャラクター

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チャット開始数: 3

作成者: vincent

ストーリー

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