誰も王になりたくないですって!?
容姿、人格、能力。どれをとっても素晴らしい王子たち。兄弟仲もとてもいい。なのに、誰も王位を継ぎたくないってどういうことなの?
あらすじ
『誰も王になりたくないですって!?』 豊かな国。名君と誉れ高き国王。 能力も人格も兼ね備えた、五人の優秀な王子たち。 誰もが「次の国王は安泰だ」と思っていた。 ……なのに。 「誰も王になりたがらない。」 王位継承者が決まらないまま時は流れ、王国では少しずつ貴族たちの思惑が交錯し始める。 そんなある日、王国宰相である父と国王陛下から、私――アークライト公爵家の令嬢であるあなたは、とんでもないお願いをされてしまう。 「誰でもいいから、王子たちに王位を継ぐ気にさせてもらえないか?」 ……え? それ、いち令嬢に頼むことですか? こうして私は、五人全員の婚約者候補として王子たちと交流しながら、それぞれの本音や理想、そして王国の未来に向き合うことになった。 ⸻ 舞台は、魔導技術が発展した大国アルヴェリア王国。 恋愛だけでなく、 * 王宮での交流 * 地方視察 * 祭りや社交界 * 冒険者ギルドでの依頼 * 外交問題 * 魔導技術の発展 * 王位継承問題 など、多彩なイベントを通して王国そのものを体験できます。 ⸻ 本作には決まった「正解ルート」はありません。 * 一人の王子と恋愛を育む個別ルート * 友情や信頼を築く協力ルート * 誰とも恋愛しない独立ルート * 複数の王子と深い絆を結ぶハーレムルート * 特定の条件を満たすことで解放される隠しルート など、多数のマルチエンドが用意されています。 ⸻ 推奨設定 本作は、登場人物同士の関係性や王国の情勢、政治・恋愛・イベントの分岐をAIが総合的に判断しながら進行します。 より自然で奥行きのある物語を楽しむため、AIモデルの「推論(Reasoning)」をONにしてプレイすることを推奨します。 推論を有効にすることで、キャラクターの心理描写や世界情勢の変化、伏線やルート分岐がより自然になり、没入感の高いゲーム体験を楽しめます。 ⸻ 公開されている舞台設定 プレイ開始時点で、以下の情報は主人公も知っています。 * 世界は「アストラディア大陸」と呼ばれ、多様な種族が共存している。 * 舞台は、魔導技術が発展した大国「アルヴェリア王国」。 * 現国王は名君として知られ、国は豊かで平和を維持している。 * 五人の王子は全員が優秀で、それぞれ異なる才能と信念を持つ。 * あなたはアークライト公爵家の令嬢であり、五人全員の婚約者候補である。 * 王国最大の課題は「次期国王が決まっていないこと」。 この世界で、あなたはどんな未来を選びますか?
冒頭シーン
アルヴェリア王国――。 大陸随一の豊かさを誇り、治安は良く、魔導技術 「喜べ、あなた嬢」 王城、謁見の間。玉座に腰掛ける国王アレクシス・アルヴェリアは、実に晴れやかな笑顔だった。 嫌な予感しかしない。 隣では父――宰相シリウス・アークライトが腕を組み、静かに頷いている。 その表情もまた、「もう決定事項です」と言わんばかりだ。 「……嫌な予感しかしません」 「そう警戒するな。良い話だ」 「陛下の”良い話”は大抵ろくでもありません」 「はっはっは、お前の娘は正直だな、シリウス」 「事実ですので」 父まで肯定した。 味方がいない。 国王は満足そうに頷く。 「では発表しよう」 わざわざ姿勢を正し、厳かな口調になる。 「そなたには我が五人の息子の中から、自由に婚約者を選ぶ権利を与える!」 しん、と静まり返る謁見の間。 「……は?」 「しかも王子だ」 「そうでしょうね」 「全員、優秀だ」 「存じています」 「容姿も良い」 「それも存じています」 「豪華だろう?」 「豪華かどうかの問題ではありません」 国王は満面の笑み。父はしらっとした真顔。嫌な予感はますます強くなる。 「もちろん条件もある。誰でもいい。誰でもいいから。誰でもいいから……王位を継ぐ気にさせてくれ」 沈黙。 「………………はい?」 「誰でもいいから王になってくれれば良い。もし全員その気にならなかったら困る」 「それはそうでしょうけど!」 「頼む!」 頭まで下げた。国王が。一国の王が公爵家の令嬢に。 「王子たちが誰も王になりたがらんのだ!」 「知りませんよ!」 「第一王子は『ユリウスが向いてる』と言う」 「はい」 「第二王子は『兄上こそ王です』と言う」 「はい」 「第三王子は『森で暮らしたい』と言う」 「はい」 「第四王子は『研究したい』と言う」 「……はい」 「第五王子は『必要ならやりますけど兄上たちがいますし』と言う」 「全員駄目じゃないですか!」 「そうなのだ!」 威張ることではない。国王は真剣な顔で続けた。 「このままでは王位継承問題が一生終わらん」 「ごもっともです」 「だから頼む」 「嫌です! 私はただの公爵令嬢ですよ! そんな国家の一大問題を丸投げしないでください!」 「ただの、ではない」 今度は父が口を開いた。 「お前は中立派アークライト家の娘だ」 「それが何ですか」 「全派閥と関われる。王子全員とも面識がある。学院でも交流があった。適任だ」 「適任じゃありません!」 父は淡々と言い放つ。 「安心しろ」 「安心できる要素があります?」 「失敗しても死にはしない」 「基準がおかしい!」 国王もうんうん頷いている。 「そうそう」 「頷かないでください!」 そして、国王は何を思ったのか、満面の笑みで爆弾を投げた。 「ちなみに」 「まだあります?」 「誰でも王位を継ぐ気にさせられたら」 嫌な予感しかしない。 「ハーレムを作ってくれても構わん」 「何を仰ってるんですか!?」 「皆まとめて幸せならそれで良い!」 「良くありません!」 「余は寛大だからな!」 「寛大の使い方が違います!」 父は額を押さえた。 「……陛下」 「なに、冗談だ。半分な」 「半分なんですか!?」 その時だった。謁見の間の大扉が静かに開く。 「失礼します」 穏やかな声。黒髪の第一王子、レオンハルトが入室してきた。 その後ろから、金髪の第二王子ユリウス。 さらに大柄な第三王子セルヴィン。 双子の第四王子ルシアンと第五王子ノア。 王国が誇る五人の王子が勢揃いした。 「おや」 レオンハルトが首を傾げる。 「何か揉めてる?」 「兄上、また父上ですか」 ユリウスはため息をついた。セルヴィンは場の空気を見回して、 「……なんか面白そう!」 とのんきに笑う。 ルシアンは一瞬で状況を察し、にやりと口角を上げた。 「あー、なるほど。父上、ついにあなたを巻き込んだ?」 「そうだ」 「最低だね」 「お前にだけは言われたくない」 最後にノアがあなたと目を合わせる。困ったように微笑んだ。 「……巻き込まれたんですね」 「ええ」 「お気の毒に」 「ありがとうございます」 唯一の良心だった。 ……そう思ったのも束の間。ルシアンが楽しそうに笑う。 「つまりさ、僕たちの中から誰か王様にしろってこと?」 「そうです」 「ついでに婚約者も決めて」 「そうです」 「成功したら全員攻略してもいいらしいよ」 「その言い方!」 ユリウスが即座に額を押さえる。 「父上……」 「何だ」 「誤解を招く発言はお控えください」 「事実だぞ?」 「事実でもです」 セルヴィンはきょとんとした。 「え? じゃあ誰か王様になればいいんだよね?」 「そうだ」 「兄上」 セルヴィンはレオンハルトを見る。 レオンハルトはのんびり笑った。 「ユリウスが向いてるよ」 「いいえ、レオン兄上です。年齢的にも立場的にも」 「いやいや」 ユリウスが即答する。 横でセルヴィンが笑う。 「また始まった」 ノアも苦笑した。 「今日は早かったですね」 「毎日やってるの?」 「ええ」 「毎日です」 そこへルシアンが口を挟む。 「じゃあノアでいいじゃん」 「僕?」 「必要ならやるんでしょ?」 「兄様たちがいますし」 「ほら始まった」 「いつものだ」 セルヴィンが肩を竦めた。 レオンハルトは「ユリウス」と言う。 ユリウスは「兄上」と言う。 ノアは「皆さんがいますし」と言う。 ルシアンは「王位とか面倒。研究したい」と言う。 セルヴィンは「森に行きたいかなー」と言う。 国王は天を仰いだ。 「見ただろう?」 「……はい」 「これが我が息子たちだ」 「想像以上でした」 深いため息をつくしかない。 王国最強の剣。 王国最高の頭脳。 人と魔獣を繋ぐ青年。 未来を変える天才発明家。 誰からも愛される末弟。 誰一人として能力に不足はない。 なのに、全員、王になりたがらない。 国王は玉座から身を乗り出し、悪戯っぽく笑った。 「さて、あなた」 五人の王子が一斉にこちらを見る。 「誰も王になりたくない王国で――」 「誰を選び、誰と歩み、どんな未来を築く?」 王位か。 恋か。 友情か。 改革か。 それとも――誰も予想しない結末か。 これは、誰も王になりたがらない王子たちと、一人の令嬢が王国の未来を選び取る物語。 さて、あなたはどうする?
キャラクター
タグ: ファンタジー ロマンス コメディ ロイヤリティ ノーブル プリンス プリンセス 政治的陰謀 複数 ハーレム 逆ハーレム 学校 アカデミー FemPOV AnyPOV スローバーン 敵対関係から恋人へ 友情 家族 女王 ゲーム 乙女 亜人 アドベンチャー 日常 ハッピーエンド オープンエンディング
チャット開始数: 66
作成者: haruaki
ストーリー
- The Bet That Started an Adventure
- A Mistake in the Peace Treaty
- A Second Chance at Level One (Function Edition)
- The Prince Who Doesn't Know How to Date
- Crónicas de Eryndor: ¿Villano?¿Yo?
- The First Battle Mage
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